広島県福山市は日本一の琴の生産地で、国内シェアの約七割を占めています。 お正月の代表曲である琴の名曲「春の海」は、筝曲家・宮城道雄が福山にある「鞆の浦」をイメージして作ったといわれています。 福山琴は最高級の桐乾燥材を使用し、熟練された琴職人の手で丹念に仕上げられ、優れた音色、甲の木目の美しさ、装飾の華麗さなどを含めて日本随一の琴のブランドです。
福山琴は、経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されています。 楽器類の中で伝統的工芸品に指定されているのは、福山琴のみです。 藤井琴製作所では、伝統工芸士の手によって一から琴を作っています。 この伝統のマークが品質の証です。
「新福山琴」は「福山琴」本来の完成度や品質を損なわず、 扱いやすさに重点を置き、平成12年に新しく開発されたお琴です。 ピン琴になっており弦の張替が誰にでも容易に出来る用になっています。 「福山琴」が6尺(約180cm)に対し「新福山琴」は4尺5寸(約140cm)と約40cm短くなっていますので、持ち運び・収納・保管も簡単です。